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ブレーキの利きが悪い場合の原因

 ブレーキの利きが悪いと大変危険です。原因を追究し早急な対応が必要となります。ブレーキの利きが悪い原因としては、ブレーキペダの遊びが大きいことが考えられます。遊びが大きいためにブレーキペダルを踏んでもブレーキが効き始めるまでにタイムラグが発生します。そうすると制動距離が延び、ブレーキの利きが悪く感じます。また、エアが噛んだようにブレーキペダルの踏み応えがフワフワになることがあります。そうなると、ブレーキペダルを踏んだ力が、ブレーキまでしっかりと伝わりません。そのため、ブレーキの利きが悪く感じます。

ブレーキの利きが悪い場合の対応方法

 ブレーキペダルの遊びが大きいことが原因の場合は、ブレーキ調整を行えば改善することがあります。これは、ドラムブレーキを採用しているクルマに限られますが、使用とともにブレーキシューが摩耗します。そのため、ブレーキシューとブレーキドラムのすき間が大きくなるためにブレーキのききが悪く感じます。また、長い下り坂などをブレーキを踏みながら下ると、ブレーキの利きが悪くなります。これはペーパーロックと呼ばれる現象で、ブレーキの熱がブレーキフルードに伝わり、ブレーキフルードが沸騰するために起こります。ブレーキフルードが沸騰するとエアが噛んで、最悪の場合はブレーキが効きません。このような状態であれば、ブレーキのエア抜き作業を行うより仕方ありません。ただし、熱の影響を受けた部分がないかの点検はしたほうがいいでしょう。

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