エアコンのにおいの原因
車内のにおいの中でもエアコンのにおいはとても気になりますね。エアコンがくさくなる原因は様々な要因がありますが、簡単に言えば「カビ」と「汚れ」です。最近のクルマには家庭用エアコンと同様にエアコンフィルターが装着されていることがほとんどです。エアコンフィルターにホコリなどの汚れがたまるとカビが発生してにおいの原因となります。また、内気循環時にはタバコや人間などのにおいを吸着し、外気循環時には排ガスなどのにおいを吸着するためクサイにおいの原因となります。また、エバポレーター内部のカビもにおいの原因です。エバポレーターは圧縮した冷媒を気化させて冷却を行っているため、常に湿気のある状態となりカビが発生しやすくなります。さらに、使用環境によってはエアコンダクト内にもカビが発生します。この場合、エアコンの使い始めにクサイにおいが発生することがあります。
対応方法
エアコンフィルターが汚れている場合には交換をおすすめします。エアコンフィルターはグローブボックスの裏あたりに装着されていることが多く、少し知識があればユーザーでも簡単に交換できます。また、エバポレーター内部を洗浄することも可能です。しかしながら、専用の器具が必要になるなど費用もそれなりにかかります。なおエアコンダクトの洗浄は消臭剤をエアコンダクト内にかけることで、内部まで除菌消臭が可能です。