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タイヤにヒビがある場合

 タイヤは経年変化によりオゾンクラックと言われるヒビが発生します。その名の通り紫外線などが劣化の原因のヒビです。オゾンクラックは細かく浅いヒビですから、これが原因でエア漏れやバーストなどのトラブルが発生することはありません。外観の見栄えを気にしなければ、そのまま使用しても問題はないでしょう。ただし、製造から10年以上経過したタイヤはゴムが硬化してトレッド面に大きな亀裂が発生することがあります。この場合は早めの交換が必要となります。タイヤ販売店などで点検をしてもらうと安心ですね。

タイヤが摩耗した場合

 路面との摩擦によりタイヤは使用とともに摩耗します。摩耗したタイヤはグリップ性能が低下しますからスリップなどの原因となります。また、制動距離も長くなりますから大変危険です。さらに、タイヤの排水性能も低下しますから、雨天時などにタイヤが水の膜の上に浮いたようになりコントロールが効かなくなることもあります。道路運送車両法で定めるタイヤの使用限度は残り溝が1.6mmです。タイヤのトレッド面には、残り溝が1.6mmになるとスリップサインという使用限度を示す部分が現われます。残り溝が1.6mmより少なければタイヤを交換しなければなりません。しかしながら、残り溝が3mmを切ったあたりから急激にグリップ性能が低下しますから、早めにタイヤを交換しておけば安心です。

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