異物は抜かない
パンクの原因で多いのがクギなどの異物がタイヤに刺さることです。しかしながら、タイヤにクギが刺さったからといって急激に空気が漏れるわけではありません。タイヤにクギが刺さった状態ではクギが栓の役割をするので、少しずつ空気が漏れて減少していきます。ですから、タイヤの一本が他の三本に比べてつぶれているようであれば、パンクを疑いましょう。このとき、クギが刺さっているのを発見しても、安易に抜いてしまってはいけません。なぜなら、クギを抜いてしまうと急激に空気が抜けてしまうからです。空気が抜けてしまうと走行できなくなってしまいますから、クギを抜かずにガソリンスタンドや修理工場に行きましょう。万一、クギを抜いてしまった場合にはスペアタイヤに交換するしかありません。最近はスペアタイヤではなくパンク修理キットが積載されているクルマもあります。パンク修理キットには使用期限がありますから注意が必要です。
エア漏れの場合
原因がどうであれタイヤがエア漏れをおこし、いつのまにか空気が抜けてタイヤがつぶれてしまうことがあります。この状態で走行するとタイヤを痛めてしまうだけでなく、ホイールまでも損傷させる恐れがあります。そのため、安全に走行するにはスペアタイヤに交換するなどの措置を行う必要があります。このときスペアタイヤの空気が抜けていれば意味がありません。スペアタイヤの空気圧も定期的に調整しておくことをおすすめします。